「もっとかっこよく」

「もう少し、おしゃれな感じで」

Claude Codeに言い直して、10回目。

出てきた動画は、まだ頭の中のものと違う。

頭の中には、ちゃんと完成形があるんですよね。

商品名が出る瞬間の光り方も、文字が出てくる速さも、見えている。

なのに、返ってくるのは毎回どこか違う動画。

言い直すたびに、少しずつ変わる。

でも、近づいている気がしない。

むしろ、最初の版のほうが良かった気さえしてくる。

チャットをさかのぼると、自分が送った言葉が並んでいます。

「もっと」「もう少し」「いい感じに」「なんか違う」。

次こそはと、送る言葉を打っては消して、打っては消して。

頭の中には見えているのに、それを言う言葉が出てこない。

結局、また「もっとかっこよく」と送ってしまう。

この記事は、そんな経験がある人に向けて書きました。

Claude Codeに何回言い直しても、思った動画にならない。

その理由を、3つに分けて書きます。

そのうち2つは、次に頼むときから変えられます。

残りの1つは、少し手間がかかります。

その1つをどうするかも、最後に書きます。

読み終わるころには、次にClaude Codeに頼むとき、何を変えればいいかが分かるはずです。

本題の前に、お知らせだけ先にさせてください。

MetaのAI「Muse」で作った動画のプロンプトを、全部まとめてオープンチャットで配っています。

CMもAI美女もアニメも、そのままMuseに貼って試せます。

1億インプを出した動画の考察ノートなども、一緒に受け取れます。

オープンチャットには、ここから参加できます。

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では、本題です。

言い直すほど、遠ざかっていく

noteやBrainの発売、講座の募集、お店の新しいメニュー。

自分の商品を知らせる動画を、AIに作ってもらう人が増えました。

Claude CodeやCodexに頼めば、数分で1本出てきます。

最初は、それだけで感動しますよね。

今は本当に、動画編集ソフトを触らなくても動画ができてしまうので。

でも、よく見ると、頭の中の動画とは違う。

たとえば、こんなやり取りに覚えはありませんか。

「もっとかっこよく」と送る。

文字が大きくなって、背景が暗くなる。

でも、欲しかったのはそこじゃない。

「そうじゃなくて、もっと勢いがある感じで」と送る。

今度は、画面のあちこちが動き出す。

「動きすぎです。もう少し落ち着いて」と送る。

すると、最初に近い版に戻ってくる。

この往復を何回かくり返すうちに、時間だけが過ぎていきます。

発売の日は近づいてくる。

最後は「もう、これでいいか」で出す。

出した動画は、頭の中で見えていたものの半分くらい。

本当は、もっとこう見せたかったのに。

この「半分くらいで出す」が、私はいちばん避けたいところだと思っています。

時間をかけて作った商品なのに、その告知は妥協した形で出ていく。

しかも、どこを直せば良くなるのかが分からないまま、次の発売でも同じことが起きます。

言い直しの回数を増やせば、いつか届くわけではありません。

届かない理由は、言い直す前の段階にあります。

センスのせいでも、AIのせいでもない

思った動画にならないとき、多くの人はこう考えます。

自分には、センスがないのかもしれない。

AIが、まだそこまで賢くないのかもしれない。

もっと高いプランなら、うまくいくのかもしれない。

でも、私の作例では違いました。

同じClaude Codeに、同じ商品の情報を渡して、頼み方だけを変えて比べたことがあります。

同じ商品で、頼み方を変えた比較動画 · YouTubeで見る ↗

左上が一言で頼んだ版、右上が頼み方を変えた版です。

一言で頼んだ版は、正直チープでした。

頼み方を変えた版は、はっきり良くなりました。

センスも、AIも、プランも同じです。

左上と右上で変えたのは、渡した言葉だけでした。

左下は、私のBrainの作り方で、場面の画像と人の動きまで足した版です。

AIは、渡された言葉からしか作れません。

あなたの頭の中の動画は、AIには見えていません。

「もっとかっこよく」と送ったとき、AIの手元にあるのは「かっこよく」という言葉だけです。

その言葉から、あなたの頭の中の1本を当てなければいけない。

当たらないほうが、自然なんです。

言い直しても届かないのは、言い直しの言葉も、同じ種類の言葉だからです。

「かっこよく」が「勢いがある感じ」に変わっても、AIが受け取る手がかりは、ほとんど増えていません。

だから、言い直すたびに、違う方向へ少しずつ動くだけになります。

問題は、センスでもAIの性能でもなく、渡している言葉です。

そして、その言葉が足りなくなる理由は、3つあります。

原因1 形容詞で頼んでいる

かっこいい、おしゃれ、エモい、高級感、いい感じ。

動画を頼むとき、いちばん使いやすいのが、こうした形容詞です。

でも、形容詞は、人によって指しているものが違います。

「かっこいい動画」と聞いて、黒い画面に白い文字が鋭く出てくる動画を思い浮かべる人がいます。

ネオンが光る夜の街の動画を思い浮かべる人もいます。

重い音と一緒に、商品がゆっくり回る動画を思い浮かべる人もいます。

人と人の間でさえ、そろわないんです。

AIに渡しても、そろうはずがありません。

もうひとつ、形容詞には困ったところがあります。

形容詞は、見た人がどう感じるかの言葉です。

でも、AIが作るのは、画面の上で起きることです。

文字がどこから、どの速さで出てくるのか。

光がどこに当たって、どう動くのか。

場面がどう切り替わるのか。

「かっこよく」と「画面で起きること」の間には、大きなすき間があります。

形容詞だけで頼むと、そのすき間を、AIが自分で埋めることになります。

AIが埋めたすき間が、あなたの頭の中と同じになることは、ほとんどありません。

原因2 頭の中の動きに、名前があることを知らない

頭の中にある動きを、言葉にしてみてください。

文字が1文字ずつ、少しずつ遅れて順番に出てくる。

光の筋が、文字の上をすっと走っていく。

画面が丸く開くように、次の場面に変わる。

こうした動きには、映像の世界では名前がついています。

1文字ずつ時間差で出すのは「スタッガー」。

光が文字の上を走るのは「ライトスイープ」。

丸く開いて場面が変わるのは「アイリス」。

AIは、この名前を知っています。

私の作例では、名前で頼むと、その動きで作ってくれました。

長い説明を書かなくても、名前ひとつで動きが伝わります。

でも、名前を知らなければ、頼みようがありません。

映像の仕事をしている人以外は、ふだん使わない言葉です。

しかも、動きの名前は調べにくいんです。

動きを見て名前を知りたくても、検索するには名前が要ります。

名前と動きを、セットで目にする機会は、ほとんどありません。

だから、名前の代わりに形容詞で説明するしかなくなる。

形容詞で説明するから、届かない。

届かないから、言い直す。

言い直しがぐるぐる回る理由の中心は、ここにあります。

原因3 何を伝える動画か、決まっていない

もし、動きの名前をたくさん知っていたとしても、まだ足りないものがあります。

それは、この動画で何を伝えたいかです。

名前を覚えて、かっこいい動きを全部入れてみた。

画面はにぎやかで、派手になった。

でも、見終わったあとに、何の動画だったのかが残らない。

これも、よく起きることです。

何を伝えるかが決まっていないと、出てきた動画を見ても、良いか悪いかを決める基準がありません。

基準がないので、「なんか違う」としか言えなくなります。

私は、「なんか違う」が、AIにとっていちばん手がかりの少ない言葉だと思っています。

どこが、何と違うのかが、どこにも書かれていないからです。

逆に、伝えたいことが1つ決まっていると、言い直しの言葉が変わります。

「なんか違う」ではなく、「発売日が小さくて、見終わったあとに残らない」。

「もっとかっこよく」ではなく、「商品名が出る瞬間が、ほかの場面と同じ強さになっている」。

こう言えると、AIは直す場所が分かります。

言い直しが、同じ所をぐるぐる回るのではなく、1回ごとに前に進むようになります。

1つ目と3つ目は、次に頼むときから変えられる

3つの原因のうち、1つ目と3つ目は、特別な準備がなくても変えられます。

1つ目の形容詞は、送る前に、画面で起きることに言い換えます。

「かっこよく」と打ちかけたら、いったん手を止めます。

そして、その「かっこよく」が、画面の上で何が起きることなのかを1つ書きます。

「かっこよく」ではなく、「黒い画面に、商品名が白く一瞬で出る」。

「おしゃれに」ではなく、「余白を広くとって、文字は小さく、ゆっくり出す」。

動画を頼むときによく使う形容詞を、ほかにも言い換えてみました。

  • エモく:夕方のような色の中で、文字が1行ずつ、ゆっくり浮かび上がる

  • 高級感を出して:色は黒と金だけにして、細い文字の上を、光がゆっくり横切る

  • かわいく:丸い文字が、弾むように1文字ずつ出てくる

  • 勢いよく:文字が画面の外から飛び込んできて、止まった瞬間に画面が小さく揺れる

  • シンプルに:色は2つまでにして、画面に出す言葉は1回に1つだけにする

  • 目立つように:商品名だけ色を変えて、ほかの文字より先に、大きく出す

  • やわらかく:角の丸い文字にして、場面はふわっと溶けるように切り替える

  • ポップに:明るい色の図形がはじけて、その中から文字が出てくる

  • 信頼感を出して:白い背景に紺の文字で、数字を1つずつ順番に見せる

  • 落ち着いた感じに:画面の中で動くものを1つだけにして、文字はその場で静かに現れる

これは、私の言い換えの一例です。

同じ「かわいく」でも、あなたの頭の中にある「かわいい」は、たぶん違います。

だからこそ、その違いを、画面で起きることとして書いてください。

形容詞を1つ消して、目に見えることを1つ書く。

それだけで、AIが自分で埋めていたすき間が、少し狭くなります。

3つ目は、頼む前に1行だけ書きます。

この動画を見た人に、何を持ち帰ってほしいのか、です。

「noteの発売日を、覚えて帰ってほしい」

「講座で学べることが3つあると、知ってほしい」

「お店の新しいメニューを、食べてみたいと思ってほしい」

この1行があると、出てきた動画を見たときに、何が足りないのかが言えるようになります。

発売日を覚えてほしいなら、発売日はちゃんと残っているか。

3つあると知ってほしいなら、3つが見分けられるか。

この2つは、今日の次の1本から試せます。

2つ目の名前は、見ないと覚えられない

いちばん手間がかかるのが、2つ目の動きの名前です。

名前の一覧を渡されても、それだけでは使えません。

「スタッガー」と読んでも、動きが浮かばないからです。

名前と動きを、目で見て結びつけて、はじめて頼むときに使えるようになります。

私のBrain「IRIS(イリス)」には、この名前と動きを、セットで見られる用語集を入れています。

名前の番号を押すと、その動きの見本が動きます。

見て、「これだ」と思った動きの名前を、そのままAIに渡せます。

これが、頼み方の何を変えるのか。

実際に比べた動画を見てください。

動きの名前を足した場合の比較動画 · YouTubeで見る ↗

上と下で変えたのは、動きの名前を足したかどうかだけです。

図形の動き、文字の出方、場面のつなぎ方が、はっきり変わっています。

別の比べ方では、円グラフが0%から埋まっていく動き、商品名が1文字ずつ上がってくる動きなど、頼んだ動きがほぼそのまま画面に出ました。

毎回すべてが一発で出るわけではありません。

それでも、名前を知っていると、言い直しの言葉が「なんか違う」から「ここの文字を、1文字ずつ時間差で」に変わります。

直してほしい場所を、AIに指して伝えられるようになります。

頭の中のイメージが、そのまま形になっていく。

この瞬間が、私は本当に楽しいです。

妥協して半分の形で出すのではなく、見せたかった形で出せる。

次の発売の告知を、そうやって作れたら、うれしくないですか。

まとめ

  • Claude Codeに何回言い直しても思った動画にならないのは、センスやAIの性能より、渡している言葉の問題です

  • 原因は3つ。形容詞で頼んでいる。頭の中の動きに名前があることを知らない。何を伝える動画か決まっていない

  • 1つ目と3つ目は、次に頼むときから変えられます。形容詞を画面で起きることに言い換える。頼む前に、見た人に持ち帰ってほしいことを1行書く

  • 2つ目の名前は、動きとセットで見ないと覚えられません

IRIS(イリス)は、自分の商品のPR動画を、Claude Code(Codex)と話しながら作るためのBrainです。

動きの名前は、映像演出・モーション用語集に491語。

そのうち393語は、番号を押すとその動きの見本が動きます。

文字エフェクト、リリックモーション、動く演出の見本帳とあわせて、動きの見本は999本入っています。

おかげさまで150部を突破して、BrainのAIカテゴリーで1位、全体でも最高6位になりました!!

レビューは★5です。

2026年10月30日から、IRISの価格を改定しました。

現在の価格は9,980円です(2026年10月30日時点)。最新の価格・購入条件はBrainでご確認ください。

あわせて、発売2日前に出した詳細公開PVの作り方も追加します。

でき次第、購入者限定LINEと有料ページ内でお知らせします。

今まで手に取ってくれた人も、これから追加する特典はすべて見られます。

IRIS 発売2日前の詳細公開PV。映像内の価格・日付は公開当時のものです。

使った人の声と、IRISを手に取ってくれた人が作った動画は、こちらにまとめています。

レビュー・購入者の作品を見る(note) ↗

IRISは、ここから手に取れます。【PR】

IRISの内容・価格をBrainで見る ↗

MetaのAI「Muse」で作った動画のプロンプトと、1億インプを出した動画の考察ノートなどは、オープンチャットですぐ受け取れます。

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